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IPS2008: SCISSメンバーとUniviewデモ

Univiewを共同開発しているSCISSのフルメンバーと初めて会いました。いつもSkypeやソースコード越しに話をすることはあるのですが、スウェーデンに行ったことは無いのでほとんどのメンバーに会うのはこれが初めてです。

アメリカ自然史博物館でCarterと共にUniviewの開発を始めたStaffan(現在SCISSのCEO)、開発リーダーのPerをはじめとするのべ10人ほどの才気あふれる若手開発者達の手でUniviewは進化を続けています。他ベンダーは中心開発者がごく少数でメンテナンススタッフが多いという体制がほとんどですが、テクノロジープロバイダとして開発陣ばかりをこれだけ揃えるSCISSの体制を見ると、Univiewが驚くほどの速度で進化するのも納得できる気がします。

SCISSは今回、SkySkanや大平技研(!)などと並ぶ最上級スポンサーのひとつなので、IPS2008のドームデモやパートナー企業(Global Immersion、Zeissなど)のブースなど多くの場所でデモを見ることができました。今回のドームデモでは、SkySkanの用意したプロジェクターとパラメーター(ちょっと間違っていた...)をもとにわずか1版でドーム投影のセットアップをしなければならず、そのためにProjection Designerを使いました。私はその調整の作業に駆けつけられなかったのですが、初めてのツールとアウェイな環境で見事にセットアップされていました。

ドームでは、最新の火星地形のストリーミング描画や、遠隔連携機能によって遠隔地にいる宇宙探査ミッションのリーダーがリモートでドームのUniviewを操作しながら生解説するデモなどを行っていました。この遠隔連携機能では、アメリカやヨーロッパ、日本のほか、Carterがアフリカやカンボジアなど世界各地を回ってインストールしてきたUniviewと接続して、世界中のプラネタリウムや博物館、教室などをつないだ世界同時中継セッションを試す予定です。

4日目の昼には、Univiewの利用者や関係者をブースに集めて、新しいUniviewのバージョン、Uniview Producerのスニークプレビューが行われました。Steve Jobsのようなデモンストレーション、AppleのようにセクシーなProducerのGUIに、参加者はみな大喝采で素晴らしい未来の到来を喜びました。近日中には正式に発表もしたいと思います。

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開発中のつぶやきや裏話など、筆に任せて綴っています。