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帰国しました

NY出張から無事帰国いたしました。今回のヘイデンプラネタリウムへの出張では、彼らの次回作の番組制作に協力できたこと、彼らの番組制作ワークフローについても詳しく話が聞けたことは大きな収穫でした。

また、たまたまタイミング良くNYに来ていたAnders教授(写真左)に初めて会うことができたのも僥倖でした。

2001年頃、ヘイデンプラネタリウムでは最初のスペースショウである Passport To The Universe が大成功を収めていました。当時からのディレクターであるCarter氏(写真右)は、こうしたスペースショウ以外にも、デジタル世代のインタラクティブなソフトウェアを使ったライブのスペースシミュレーションをやりたいと熱望していましたが(これには、持ち込んでデモした太陽系シミュレーターユニバースライブショウの影響もあったと言います)、当時の上層部はわざわざそこまでの手間をかけることに懐疑的だったそうです。スウェーデンからこのスペースショウを見に来て感動したAnders教授は、ぜひこういった試みをスウェーデンでも実現させたいと、自分の科学可視化の研究室からヘイデンにインターンで学生を送ることを提案しました。ヘイデン上層部はそれでも難色を示していたようですが、Carter氏が独断で「いいから送ってこい」と学生を迎え入れ(あとで相当怒られたそうです)、その時やってきたのがStaffan、今のSCISSの代表です。こうして始まったUniviewの開発は、Carter氏の指導と、毎年入れ替わりヘイデンにやってくるAnders研究室の優秀な学生の手によって進化を続け、やがてプロダクトとしての今日の姿に至っています。この二人の想いと無茶から、Univiewを生むきっかけになったことは間違いありません。ちなみにこの日の夕食は、奇しくも数年前、Carter氏やKa Chun氏とともに「いつか一緒に素晴らしいスペースエンジンを作ろう」と誓い合った店でもありました。そんな話もしながら、感慨もひとしおでした。

 

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開発中のつぶやきや裏話など、筆に任せて綴っています。