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Siggraph 2007

世間的にはお盆とペルセ群な時期ですが、私の方はSiggraph帰りで時差ボケしまくっているので深夜にSiggraphネタをいくつか。

ここ数年、Siggraphは毎年行っているのですが、会期中に開催される展示ブースの様子を見ていると業界の勢いや流れが見えてきたりします。昔は王様のように中央に陣取っていたSGIはもう完全に姿を消し、緑(nVidia)と赤(ATI)の対決構図もATIがAMDと一緒になってわかりにくくなった感じ。意外だったのは、去年まで大きくブースを構えていたAppleも完全に姿を消していたこと。ちょうど会期中に発表になった新iMacとか見られるかと思ったのに。個人的には、今年の展示ではあまり目新しい発見は無かったなぁ。

私のSiggraphのまわり方としては、基本的にコース(CG関係の様々な分野についての第一人者によるチュートリアル)とペーパー(論文発表)を中心に移動スケジュールを組んで、話を聞いたり内職をしたり。会期後半には展示ブースでの業界調査と打ち合わせ、そしてBOF(個々の分野やプロジェクトごとの同好の集まり)をまわります。BOFでは自分でも多用しているOpenSceneGraphの集まりに毎年参加していますが、今年はVR ToolkitのDIVERSEのBOFにも参加して、中の人にProjection Designerを紹介してみました。やはり曲面補正のオープンな実装というのは珍しいらしく、非常に興味を持ってもらえました。いつもSGI主催で人も集まっていたOpenGL PerformerのBOFはとうとう無くなっていました。Performerは終わってしまったよ、と、長年のPerformer使いの知り合いが遠い目をしていました...。

今年のSiggraphでは、我らが4D2U Projectから「Formation of a Spiral Galaxy」がElectronic Theaterで上映されるとあって、初めてET貢献者のリボンをもらいました。裏側の苦労を知っているだけに、大劇場の大スクリーンにかかる渦巻き銀河の映像は感無量でした。武田さん他みなさま、お疲れさまでした!

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開発中のつぶやきや裏話など、筆に任せて綴っています。