更新日 2007.08.13
Orihalcon Framework(オリハルコン フレームワーク)
Orihalcon Framework は、OpenSceneGraph をベースとしたリアルタイム３Ｄアプリケーション開発用の汎用フレームワークです。
OpenSceneGraph 標準の視点操作マニピュレーターに、マウスクリックによるノード選択や OpenInventor ライクな視点移動（シーク動作）を簡単に組み込める機能追加 API を提供します。また、視点情報の保存と復帰（現状からアニメーションしながら復帰）も簡単に実現できるようになります。
OpenSceneGraph の強力な特徴のひとつ、osgIntrospection によるリフレクション機構を利用して、シーングラフのツリービューと、ほぼ全機能にアクセスできる汎用のプロパティエディタを実現しました。 OpenSceneGraph は OpenGL の諸機能を忠実にカプセル化しているため、プロパティエディタを通して OpenGL ステートを個々に設定することも可能です。
統計情報や立体視表示管理などを行う osgProducer 系の API を使いやすくラッパークラスでまとめ、状態の保存や復帰も簡単に行えるようにしました。GUI による設定変更も可能です。
ノード選択時のハイライト表現や、モーションブラー、フェードイン/アウトなどのポストエフェクト処理を一元管理するマネージャクラスを提供します。
簡単な視点アニメーションの操作と再生コントロールが可能な追加マニピュレータを提供します。
wxWidgets ベースの統合環境 osgDirector や、それに含まれるサブコンポーネントを通して wxWidgets と OpenSceneGraph を組み合わせた実装例を示すとともに再利用可能なウィジェット群を提供します。
このフレームワークの機能自体が osgIntrospection によってリフレクションされているので、プロパティエディタでの操作やスクリプトによる制御が可能になっています。
- 動作環境
- Windows / Unix
主な機能
- シーングラフを見渡せるシーンツリー / プロパティエディタ
- マウスクリックによるセレクション、シーク動作の実現
- osgProducer 系のAPIを使いやすくしたラッパー API
- Producer Config. によるマルチウィンドウ / スクリーンビュー
- モーションブラー、フェードイン/アウトなどのポストエフェクト
- 視点プリセットの保存と（アニメーション付き）復帰
- 視点アニメーション操作マニピュレータ
- シーン編集援用機能
- wxWidgets の OpenSceneGraph 用ウィジェット
- 統合環境サンプル osgDirector, 最小サンプル orhviewer など
- オープンソース
スクリーンショット
関連リンク
- osgField NodeKit
- OpenSceneGraph のすすめ
- 開発用ライブラリ
外部リンク
