06)開発用ライブラリ

リアルタイム3Dアプリケーションの開発用に利用できる、開発用ライブラリ群を開発しています。応用性が高く、痒いところに手が届くライブラリの開発を心がけています。

Orihalcon Framework

Orihalcon Framework は、OpenSceneGraph をベースとしたリアルタイム3Dアプリケーション開発用の汎用フレームワークです。

OpenSceneGraph 標準の視点操作マニピュレーターに、マウスクリックによるノード選択や OpenInventor ライクな視点移動(シーク動作)を簡単に組み込める機能追加 API を提供します。また、視点情報の保存と復帰(現状からアニメーションしながら復帰)も簡単に実現できるようになります。

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osgField NodeKit

OpenSceneGraph に汎用のアニメーション機能を付加する機能拡張(ノードキット)です。

この osgField NodeKit を使うと、OpenSceneGraph の osgIntrospectionによるリフレクション機構を利用して、シーングラフ中のあらゆるプロパティやメソッドをフィールドとして定義することができるようになります。フィールドはそれぞれ入力と出力の型(数値、文字列、3次元ベクトルなど)を持ち、同じ型同士の入出力を繋げてフィールド同士を連結すると、フィールドの値変化が連鎖的に伝搬します。これは OpenInventor や VRML2 のフィールド/イベント機構、あるいは Maya のディペンデンシーグラフに相当する機能です。これによってシーン中の任意の要素の連携やアニメーションが可能になります。

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GLRC Library

GL Rendering Compositor (GLRC) Library は、OpenGLアプリケーションに組み込むことで、レンダリングをオフスクリーンバッファに対して実行し、その結果を修正・合成するための開発者用ライブラリです。設定の面倒なOpenGLでのオフスクリーンレンダリングをOpenGLライクなAPIで簡単にセットアップ可能にし、さらに投影補正処理や High Dynamic Range のトーンマッピングのような補正処理のための機能も提供します。

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