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国際科学映像祭シンポジウム終了

3月22/23日の国際科学映像祭シンポジウムが終わって、ようやく一連の国際科学映像祭が終わりました。明日からは溜まっている年度末のあれやこれやを一気に片付けなければ。

今回の国際シンポジウム、IPSの濃い部分をそのまま日本に持ってきたような感じで、個人的にはとても面白かったです。SCISSのリーダーStaffanも初来日して、海外の主要ベンダーがガチンコで新ネタ披露と自慢大会を始めるあたりは、IPSのベンダーセッションを垣間見るようです。あの緊張感こそが、技術革新の大きな推進力になっている気がします。

それにしても、研究開発中ということでしばらくは門外不出ですが、StaffanがデモしたUniviewのあの機能はすごいことになってましたね。もうスペースエンジンとか呼んでる場合じゃない感があります。あのレベルの研究開発を、若い開発陣で同時多発的に進めているあたりがSCISS恐るべし。

国際シンポジウムの前日、各国から集まってくるCarter、Staffan、Edの3人を、そのままシンラドームに連れて行きました。作り手ながら初めて見るドーム立体ユニビューに興奮していたのはもちろんですが、立体ドームの多様な可能性も深く納得する物があったようです。そのあとCarterとEdはその場でUniviewをカスタマイズしはじめ、見たこともないような詳細さのヒマラヤ山脈や火星の渓谷を呼び出してはひとしきり立体ドームで飛び回っていました(興味ある方、今度デモします)。さすがUniview使いのトップ2ですが、おかげで来日して最初の食事が深夜のマクドナルドのドライブスルーでした...。

国際シンポジウムが終わった今日は、また3人とともに科博のシアター360など都内を巡りました。途中、ベラガイアや、アレクサンドリアのIPS2010に向けての秘密開発計画など打ち合わせしつつ。来年もまた、相当面白いことになりそうです。

終わってみて、この3人はもちろん、SteveもShawnもTerenceも、みな有意義な集まりだったと喜んで帰ったようでなによりでした。また次に会えること、また次に見えてくる未来が楽しみです。

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開発中のつぶやきや裏話など、筆に任せて綴っています。