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Univiewネットワーク実験

AMNHのCarter氏とUniview最新α版でのネットワーク実験をしています。

最新版では地形データのストリーミング読み込み精度が向上し、NASAのWorld Windと同様に様々なデータソースを地球表面上にオーバーレイ表示できるようになっています。Landsat-7の衛星画像を元に富士山付近をレンダリングしたのがこちら。こんな精度でフライスルーできます。

ただLandsat-7のデータは、詳細なのは良いのですが視点を引いていくと非常にモザイクな感じになってしまい、リアリスティックなレンダリングには使えんのです。地球全体を均質で綺麗にレンダリングするならBlue Marble Next Generationが良いのですが、これだと近景がまだまだ荒すぎる。日本のような島国に住んでいると特にそう思います。

種子島 (by Landsat-7)

種子島 (by Blue Marble Next Generation)

日本 (by Blue Marble Next Generation)

地球 (by Landsat-7)

地球 (by Blue Marble Next Generation)

現状はこのLandsat-7とBMNGをフェードで切り替えて使うのが良さそうです。

これ以上の精細画像となると、Google EarthやMS Virtual Earthのような航空写真レベルになりますが、さすがにこれはフリーで使えるものではないようです。まともに権利購入すると、家がいくつ買えるんだという金額になりそうです。技術的には同じものなので、あとはライセンス問題だけなんですけどね...Carter氏「GoogleとかMSの中の友達に言っとこうか?」それならアリなのか!?

その他に、Univiewのネットワーク制御の実験もしました。ニューヨークのPCから日本の手元にあるPC上のUniviewを遠隔操作。近々アテネで開かれる国際会議で、ギリシア・アメリカ・日本での遠隔セッションのデモをしたいらしい。前々から、探査衛星のミッションのようなイベント時に、世界中のUniviewをつないでNASAのミッションリーダーがリアルタイムプレゼンテーションをするような企画をやってみたいと話していたので、その第一歩ですね。世界中からログインして、ひとつの仮想宇宙を体感するのです。

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開発中のつぶやきや裏話など、筆に任せて綴っています。