宇宙空間モードで画面中心に表示されている天体、またはプラネタリウムモードで着陸している天体のことを、ターゲット天体と呼びます。Mitakaでの視点操作では、このターゲット天体の選択が非常に重要です。
Camera.targetNameプロパティはターゲット天体の名前(文字列)、Camera.targetIdプロパティは同じターゲット天体のId(数値)を表しています。これらのプロパティのいずれかに値を設定することでターゲット天体の選択を行うことができます。これら2つのプロパティは常に同じターゲット天体を表しており、どちらのプロパティを設定しても同じ結果になります。
ターゲット天体の名前とIdの関係は、Targets:getId()メソッドおよびTargets:getName()メソッドによって取得することができます。
例:
print(Targets:getId("Ssystem.Earth")); -- 名前が"地球"のターゲット天体のIdを表示
print(Targets:getName(2)); -- Idが2のターゲット天体の名前を表示
現在のバージョンでは、ターゲット天体は以下のいずれかとなります。将来的にターゲット天体の対象の増加やIdの変更があり得るため、スクリプト中では名前(Camera.targetNameプロパティ)によるターゲット天体の指定を推奨します。
現バージョンでのターゲット天体の一覧
ターゲット天体名 | Id | 意味 |
---|---|---|
Ssystem.Sun | 1 | 太陽 |
Ssystem.Mercury | 2 | 水星 |
Ssystem.Venus | 3 | 金星 |
Ssystem.Earth | 4 | 地球 |
Ssystem.Mars | 5 | 火星 |
Ssystem.Jupiter | 6 | 木星 |
Ssystem.Saturn | 7 | 土星 |
Ssystem.Uranus | 8 | 天王星 |
Ssystem.Neptune | 9 | 海王星 |
TNObject.Pluto | 10 | 冥王星 |
TNObject.Eris | 11 | エリス |
TNObject.Sedna | 12 | セドナ |
Satellite.Moon | 13 | 月 |
Satellite.Io | 14 | イオ |
Spacecraft.Pioneer10 | 15 | パイオニア10号 |
Spacecraft.Pioneer11 | 16 | パイオニア11号 |
Spacecraft.Voyager1 | 17 | ボイジャー1号 |
Spacecraft.Voyager2 | 18 | ボイジャー2号 |
Spacecraft.Cassini | 19 | カッシーニ |
Star.AlphaCentauri | 20 | アルファ・ケンタウリ |
Star.Sirius | 21 | シリウス |
Star.Subaru | 22 | すばる |
Star.Castor | 23 | カストル |
Galaxies.M13 | 24 | M13 |
Galaxies.OurGalaxyCenter | 25 | 銀河系中心 |
Galaxies.OurGalaxy | 26 | 銀河系 |
Galaxies.M31 | 27 | M31 |
Galaxies.VirgoCluster | 28 | おとめ座銀河団 |
Galaxies.LSS | 29 | 大規模構造 |