9.アニメーションについて


Mitaka Plusでは、メソッド名がToで終わるいくつかのメソッドを用いてアニメーション動作を実行することが出来ます。たとえばCamera:setEulerTo()で視点を回転させる、Time:setLocalTimeTo()メソッドで現在時刻から指定時刻まで時間を進める、などです。これらのメソッドの最後の引数はアニメーションの継続時間を秒で表しています。

Mitaka Plusのスクリプトエディタでは、[記録]モード中に視点の移動は記録されません。そのため、視点アニメーションを作成する場合には手動で[視点状態の保存]ボタンをクリックして目標値となる視点情報を記録します。これを継続時間とともにアニメーション対応メソッドに書き換えて、スクリプトの開始時点に挿入することでアニメーションを実現します。

これらのアニメーション用メソッドは、実行すると即座にアニメーションが始まりますが、スクリプトの実行は次の行に進みます。もしアニメーションの終了を待って次のスクリプト行を実行したり、時間差をつけてアニメーションを行う(まず視点が回転し始め、やがて天体から遠ざかり始める、など)場合は、スクリプト中に次のメソッドを挿入します。

waitTime(3.0);

このwaitTime()メソッドの場所でスクリプトの実行が指定された秒数だけ停止し、その後に次の行に実行が移ります。一連のスクリプトによるアニメーションのタイミング調整に活用してください。